今回は、アメリカの太平洋岸 北西部で最も古く、歴史あるモンテッソーリ・スクールをご紹介します。
ポートランド・モンテッソーリ・スクール(The Portland Montessori School)は、AMI(国際モンテッソーリ協会)認定園でもあります。
こちらの園では、3-6歳のクラスが6つもあります。一つずつ見せて頂きましたが、同じ学校でも環境ややり方が先生によって違いました。
外観
閑静な住宅街の一角にあります。
「3-6歳クラス」の環境
全体の様子
子ども達は8時半から11時半まで、たっぷりお仕事を行います。
どのクラスも、子どもは20-30名いるのに先生は一人。しかもクラスの端にある椅子(写真左)にゆったりと座り、全体を見ていました。つまり先生が常に傍にいなくても、子ども達だけでクラスがほぼ運営できていたということですね!
日常生活の練習
豆をすくうお仕事も、素敵です。
シナモンスティックなどを削って、香辛料をつくるお仕事。
別のクラスのセット。
数教育
1セントを数えて、数を書くお仕事。金ビーズの応用編でしょうか。10セントや25セントに両替していくのでしょうか。
文化教育
どの鳥の卵はどれでしょう?の活動。
お集り
日本のモンテッソーリ園では、お集まりの時にはベルを鳴らすのが一般的だと思います。こちらThe Portland Montessori Schoolのあるクラスでは、時間になると先生が何も言わずにゆっくりとピアノを弾き始めました。
すると、美しい旋律に乗って、まるで魔法のように子どもたちが自主的に片づけはじめ、そして、そのまま流れるようにクラスの一画で線上歩行を始めました。
そのまま音楽に合わせて、歩いたりスキップをしたりして、そして音楽が終わると外に遊びに出かけます。先生が一言も指示をしないのです!素敵な時間の流れ方を感じました。
お昼
活動を終えたら、片づけをし、お昼ご飯の準備をしてから、外に遊びに行きます。
テーブルの上には、お皿と、各自のランチョンマットとナプキンが。ここに自分のお弁当ののおかずを出して頂くようです。
別のクラスの様子
素敵なテーブルセッティングもありました。
その他
お水は、いつでも飲めるようにウォーターサーバーが。近くには自分の名前のついたコップ入れがあるので、安心ですね。
言語活動の棚の前にトランポリンが!!雨の多いポートランド。少し体を動かしたくなった子は、室内でトランポリンをできる選択肢があるんですね。
廊下には、年少児などの「身支度やトイレなどにサポートが必要な子ども」を助ける専用のスタッフが!!先生は室内の活動のサポートに専念できますね。
次回は、外環境の様子や、スタッフへのインタビューのご紹介を致します。
【The Portland Montessori School】
205 NE 50th Ave, Portland, OR 97213
お知らせ
イデー・モンテッソーリでは、モンテッソーリ教員資格者の求人情報の案内も行なっております。資格をお持ちで仕事をお探しの方は、是非ご覧下さい。
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