2024.04.25 「モンテッソーリ エレメンタリーガイド」のキャリアインタビュー#5 濱田朋宏さん


「モンテッソーリ エレメンタリーガイド」のキャリアインタビュー#5 濱田朋宏さん

 

エレメンタリーガイド(小学校教師)のキャリアや、仕事としての魅力、そして資格取得の道のりなどをお伝えするキャリアインタビューをお届けします。

 

第五弾は、東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター附属 聖イリナ・モンテッソーリスクールこどもの家で幼児クラス担任兼エレメンタリークラスの主任をなさっている濱田朋宏さんへのインタビューです。

 

大学時代に海洋生物学について学ばれていたところから、モンテッソーリ教師になったきっかけや、エレメンタリーの学びの魅力についてお聞きしました。

 

(取材・文 イデー・モンテッソーリ ライター 松尾)

(写真提供:濱田朋宏さん

 

濱田朋宏さんプロフィール

濱田 朋宏さん

 

東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター附属「聖イリナ・モンテッソーリスクールこどもの家」幼児クラス担任兼エレメンタリークラス主任。

 

大学で海洋生物学を専攻しつつ、大学4年生の時に東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター夜間部30期生として入学し、AMIモンテッソーリ教員免許(3-6)を取得。2012年から 聖イリナ・モンテッソーリスクールこどもの家へ就職し、2018-2019年にイタリアでAMIエレメンタリーの資格を取得。帰国後、現在も聖イリナ・モンテッソーリスクールこどもの家にて勤続中。


大人が環境をしっかり構築できたら、子どもは絶対幸せだろう

– 濱田さんは大学では海洋生物学を専攻されていたそうですが、教育の道に進むことになったきっかけ、背景について教えてください。

 

少年時代の話ですが、母方の友人たちが頻繁に実家へ来訪していた関係で、家はいつも子どもで溢れておりました。その中でも最年長であった私は、お世話係を任されながらも子どもたちと毎日一緒に遊んでおり、そのような経験が私の人生観の根底にあります。

 

学生時代は「将来は獣医や学芸員のように生き物と関わる仕事がしたい」と、ぼんやり考えながら過ごし、その甲斐もあって生物資源系の大学へ進学致しました。

 

しかし大学では本当にやりたかった勉強が出来ず、流されるままに選んだ研究室で「利用価値が未だに見出されていない海洋生物から風邪薬を精製する研究」を行っておりましたが、次第に”生き物を生かし育む仕事”ではなく”生き物を研究し利用する仕事”へ人生が傾いていることに大きな違和感を覚えました。

 

そこでようやく私の中で「本当にやりたかったことは、これではない」と感じ始め、自分は何がしたいのかと自問自答したとき、子どもたちと楽しく遊んでいた少年時代の出来事を思い出して「子どもと関わる仕事」に進む事を決意しました。

 

– そのような経緯をふまえて教育の道へ進まれたのですね。モンテッソーリ教育については以前からご存じだったのでしょうか?

 

「子どもと関わる仕事」と言っても、幼稚園や保育園の先生、学校の先生、塾講師や特技専攻のスクールコーチなど様々で、当初は悩みに悩んだことを良く覚えています。

 

加えて、転身を決意したときはもう既に大学3年生の終わり頃だったので、学校の先生を目指そうにも教職単位の取得が全く間に合わない状況でした。

 

どうにかしたくとも何をすれば良いのかわからず完全に混迷していた折、幼少期によく遊びに行っていた祖母の家で「姉が教師を養成する学校を運営していて軌道に乗るまでたくさん手伝いをした」と祖母が話してくれたことを思い出し、大伯母である松本静子先生が運営していた「東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター」に辿り着き、入学することになりました。

 

そのような経緯でしたので、全てにおいて無知蒙昧であった私は、センターのことですら「親戚が運営する保育士学校」という程度の認識でおり、モンテッソーリ教育がそもそも何であるのかもよく存じておりませんでした。

 

しかしセンターに入学し、学べば学ぶほどモンテッソーリ教育は楽しく、奥深く、理論的で、洗練された教育法であることを知り、「この環境を大人がしっかり構築してあげられたら、子どもたちは絶対幸せだろうな」と強く確信したことを覚えております。

 

センター卒業式にて卒業試験官の李先生、お母様、お祖母様、静子先生と

 

今ではすっかりモンテッソーリ教育の虜となってしまい、現在も弛まず日々研鑽を重ねております。

 

「ただ息抜き出来る場」ではなく「さらなる学びが得られる場」を提供してあげたい

– なるほど、そこからエレメンタリーの資格を取得しようと思われたのはどういうきっかけがあったのですか?

 

センターを卒業して3-6のディプロマを取得し、モンテッソーリ教師として幼児と携わるようになると、卒園生から「もっとイリナ(※)にいたい」という声があることを知りました。特にモンテッソーリ教育と一斉教育のギャップに悩まされている子が少なからずいるようでした。

 

※濱田先生が現在勤務されている「聖イリナ・モンテッソーリスクールこどもの家」

 

その子たちがモンテッソーリワークとしてのお仕事を通して少しでも息抜き出来る場を提供してあげたかったので、始めは小さな学童クラスを開設し、卒園までに終わり切らなかった3-6活動の続きをやったり、塾の参考書をもらって教具とタイアップさせながら指導を行ったりしておりました。

 

聖イリナ・モンテッソーリスクールこどもの家での活動の様子

 

しかし日を追うごとに参加希望者の人数が増えてきてしまい、かと言って私の知識量ではやってあげられることにも限りがありましたので、どうしたものかと長らく悩みました。

 

そんなある日、園長としてイリナの行事にいらした(松本)静子先生から「エレメンタリーのお勉強をしてみない?」とご提案を頂き、海外に行けば3-6の先にある活動が学べることをお示し下さいました。

 

モンテッソーリ教師トレーニングセンターに課される尋常ならざる勉強量を勿論私も体験しているので、それ以上の勉強量を不得手な英語で学ばなければならないという事実に何度も二の足を踏みましたが、子どもたちが「ただ息抜き出来る場」ではなく「さらなる学びが得られる場」を提供してあげたいと思い、エレメンタリー教師になるべく2018年にイタリアへ留学しました。

 

英語はほぼ喋れない状態で初めての留学

– そのような想いから、イタリアでエレメンタリーの資格を取得されたのですね。留学中のお話もぜひお聞かせください。

 

英語はほぼ喋れない状態(※どのくらい英語が出来なかったかと言うと、願書であるA4紙を1枚埋めるのに、単語を辞書で調べ倒し3日掛かるレベルでした)であり、留学自体初めての経験でしたので、海外環境に慣れるため8月の早い段階でベルガモへ渡航し、9月スタートでCISM(Fondazione Centro Internazionale di Studi Montessoriani)にてエレメンタリーの勉強に臨みました。

 

2019年の6月に卒業試験を経てディプロマを取得し、7月中旬に帰国しましたので、ほぼ1年間の留学ではありましたがトレーニング自体は実質10ヶ月でした。

 

イタリアにてトレーニングセンターのクラスメイトと

 

資格取得中、特に印象に残ったことについて教えてください。

 

トレーニング中に印象に残った出来事は、大まかに3つあります。

 

ひとつ目は、やはり「海外で生活する」という経験そのものです。

 

一見するとモンテッソーリ教師としての勉強とは関係ないように思われますが、言葉が通じず、庇護されず、逃げ場のない不安定な環境下で、自分が唯一出来る”自己選択“を行い続けるより他にないこの経験は、今ではモンテッソーリ教師として必要不可欠な感覚を獲得する為のトレーニングであったと自負致します。

 

これはもちろん表裏一体なので、海外での生活は旅行と全く違い、楽なことなどひとつもありませんでした。だからこそ自己選択による行動の責任は、それが良い結果であれ悪い結果であれ、全て自分自身に帰属するということを心底から学べる素晴らしい機会に繋がりました。

 

旧トレーニングセンターへの道

 

この海外生活のお陰で、何に流されるでもなく誰に責任転嫁するでもなく、「全ては自分で選んだことだ」という考え方が徹底出来るようになったと思います。

 

それにより、何か不測の事態に陥った場合でも、「どうすれば対処出来るか」をさらなる自己選択の中で決定出来るようになりました。ものすごく端的に申しますと「肝が座る」、もしくは「動じなくなる」といった感じでしょうか。笑

 

しかしこれは様々な緊急事態が日々多発する教育現場に於いて非常に重要な能力であり、私自身このような経験が出来たお陰で、子どもたちの前でも落ち着いて、着実に、冷静さを保った判断が出来るようになったと思っております。

 

何しろ修学中にセンターが突然引っ越ししたり、それに伴ってアパートを転居したり、授業中に最愛だった祖母が他界したりと、あの怒濤の一年を超えてくるハプニングは未だ経験がありませんから。笑

 

ふたつ目は、同期との協力です。モンテッソーリ教師になる為、自己選択によって世界中から集まった方々は、皆”ディプロマを取得する”という目的意識をしっかり持って来ています。

 

センターでは信じられないほど過酷な勉強量を強いられますが、皆目標が定まっているだけに「欠けることなく全員で卒業しよう」という団結力が生まれ、出生も年齢も経歴もまちまちの方々とある種の戦友状態になるのです。

 

イタリアにてトレーニングセンターのクラスメイトと

 

私のように英語が苦手であった人間にはたくさんの同期たちがノートを送ってくれ、逆に私は教具の写真を撮ったり提供の流れをイラストで描いたりして皆にシェアしました。

互いが互いの為に出来ることを行い合い、しかしそれはgive and takeな関係などではなく、利益を求めない助け合いの連続になります。

 

トレーニング中は自分自身のことでいっぱいいっぱいになるのでお互い必要以上のことはやりませんが、仲間が何か困っていれば当然助ける、まさに”aid to life”の考え方の基礎固めが成される時間であったと思います。

 

三つ目は、実習です。留学したのはイタリアのトレーニングセンターではありますが、私の期ではイタリアに実習可能なエレメンタリースクールがありませんでしたので、イタリアからさらに他国へ飛んで実習する必要がありました。

 

ただでさえ海外生活、アルバム作成、チャート作りで忙殺されている最中に、自分で実習先にアポを取り、自分で宿泊先を探し、自分で移動手段を確保して、規定時間分の実習をしなければなりませんでした。

 

第1回目の実習期間時点ではまだ英語が壊滅的に話せなかった為、同期に同行させて頂く形で、その同期の友人が運営していたタイのスクールに伺いました。

 

第2回目、第3回目の頃にはだいぶん英語に慣れてきておりましたので、ひとりでベルギーとチェコのスクールへ行って実習させて頂きました。


その道程自体もかなり大きな経験ではありましたが、やはり実際に現場で活動する子どもたちを見ながら、今自分がどれほどすごいことを勉強しているのかを再認識出来るこの時間は、本当に特別なものでした。

 

実習先の御国柄や、それぞれのスクールに流れる雰囲気によって活動環境はさまざまですが、想像力を使うこと、道徳心をもっていること、知識を獲得しようとする敏感期に即した小学生たちの行動原理などは、「モンテッソーリ教育」の場ではどんな国や場所でも同じなのだなと感心しました。

 

そして何より、この留学の間で最も睡眠時間を確保できたのが、この実習期間中でした。笑

 

エレメンタリーの資格と英語、ふたつの能力を修得

– 留学生活ではさまざまなハプニングや語学力などの困難を乗り越えて資格を取得されたのですね。資格取得中の苦労や、生活面での大変だったエピソードなどを教えてください。

 

簡潔に申しますと「英語・生活・勉強量」です。

 

アパートや携帯会社の契約、口に合う食材を売っている場所探し、季節ものの服や伸びた髪をどうするか、普段日本で当たり前に出来ている生活が一気に通用しなくなります。

 

最寄りのスーパーで手に入らない醤油や胡麻油やインスタントラーメンを求めて中国人の同期とチャイニーズショップに行ったり、Tabacchi(タバコ屋)でケータイ料金の支払いや葉書郵送を依頼したり、お金を浮かせるためハサミとバリカンを使って自分で散髪したり、生活することにたくさんの工夫が必要でした。

 

濱田さんがイタリアで暮らしたアパート

 

そんな生活を送りながら6+2科目のアルバム、100枚以上のチャート、実習記録、度重なる再提出と新たに追加される課題の連続……

 

そしてそれら生活や勉強を全て、当時中高生レベルであった英語能力でこなさなければならなかったあの日々は、今思い出してもゾッとします。

 

友人から頂いた講義ノートに書かれている単語をひとつひとつ調べながら、ようやく理解できた内容を自分の英語力に落とし込み、壊滅的な英文でアルバムを書いて提出する。

 

朝起きて講義を受け、家に帰ってから空が再び明るくなるまで再提出と新規アルバムを作り、仮眠してすぐ次の日の講義を受けに行く生活でした。

 

冗談抜きで平均3-5時間睡眠で一年過ごし、大量に白髪も増えましたね。笑

 

それ以上に、センターの先生方や私を担当したアルバムリーダーには、本当に大きな迷惑を掛けたと思います。

 

しかし一年間しっかり無茶させて頂けたお陰で、英語での卒業筆記試験や口頭試験を無事にパス出来、合格発表の日にグラッツィーニ先生から「貴方はこの留学でエレメンタリーの資格と英語、ふたつの能力を修得して日本に帰るんだね。貴方の努力量は本当に誇りに思って良い」と言われ涙ぐんだことを覚えております。

 

口が裂けても「楽しい一年だった」とは言えませんが、私にとってその苦労の全てもまた、大きな実りに繋がりました。

 

教室内は集中する子どもたちの「楽しい」で溢れている

– イタリア留学でたくさんの素晴らしい経験を得て帰国されたのですね。エレメンタリー教師としての仕事の中で、一番ご自身が充実していると感じる瞬間はどのようなものですか?

 

言語化するのは難しいですが、子どもたちが色んな事柄をいったん忘れ、集中してただ楽しそうに活動している姿を見ているときです。

 

子どもの活動する姿を見ていることが教師の充実感である」だなんて、一般的な教職者の方から非難が出そうな言葉ですよね。しかし少なくとも私は、モンテッソーリ教師としてそのように感じております。

 

モンテッソーリ活動に出会えた子どもたちは、基本的には自分の好きな事を探求している状態になりますから、小学生ともなれば分からないことは自身でどんどん調べ始めます。

 

調べても分からないことは縦割環境における年上の子たちに訊いてみたり、エレメンタリーの特徴であるグループワークを通して友達間で相談しながら解決策を模索したりします。

 

それでも解決出来ないことは最終手段として私に訊きに来るくらいなので、教師としての私は活動が見つからない子に活動提供をするか、部屋の隅で子どもたちを見守るだけの状況になって参ります。

 

そうなると教室内は集中する子どもたちの「楽しい」で溢れている状態になるので、私も「エレメンタリーの勉強を頑張って修めて来て良かった」という感慨で満たされるわけですね。

 

聖イリナ・モンテッソーリスクールこどもの家での活動の様子

 

特に最近の子どもたちは、学校での授業や交友関係、受験、習い事など、子どもなりに大変忙しい日々を送っています。

 

中には結構なストレスを溜め込んだ状態でクラスに来て、それを古巣である私や同郷卒園児達の前で大爆発させる子もおりますが、そのように発散し解放された子ほど活動に入ったときの集中力には目を見張るものがあります。

 

これはモンテッソーリ教育自体が子どもたちの興味に沿ったプログラム配置になっているからこそ実現可能な環境ですし、子どもたちが集中して楽しそうに活動するその瞬間が正に「勉強」ではなく「人格形成」の時間でありますから、その精神的成長を隣で観測することが出来るのはモンテッソーリ教師の特権であると思います。

 

子どもたちは抱えているしがらみを一先ず全て忘れて、エレメンタリー教具と向き合いながらその子の「楽しい」に夢中で没頭し、最後はニコニコしながら家に帰ってく姿を見ることはやはり冥利に尽きるものがありますね。

 

“博識であること”より “好奇心が旺盛であること”が重要

– どのような人がモンテッソーリのエレメンタリー教師に向いているとお考えですか?

 

恐ろしいくらい好奇心旺盛であり、かつ「これが好きだ」と言えるものを持っている人、でしょうか。

 

もちろん教師側の知識が既に豊富であるのは望ましいことなのですが、より重要なのは“博識であること”ではなく、“好奇心が旺盛であること”です。

 

何故ならば、あらゆる方面に対する知識や探究に対して大食漢であることは、十人十色の興味関心を持つ小学生の子どもたちのニーズに広く応える上で必須の能力になるからです。

 

イタリアのセンターで「子どもたちから質問を受けたけど答えがわからない場合、何て返答したら良いのか?」とトレーナーであるグラッツィーニ先生に質問をした同期がおり、確かにこれは教師として無知であることを子どもに暗喩しかねない事態ですから、なかなかに難しい問題だなと私自身もそのとき思いました。

 

しかしグラッツィーニ先生は真顔で「神様じゃないんだから教師にだってわからないことはたくさんある」と銘打った上で、”You search it, and let me know”(調べて教えてくれる?)と答えれば良いと仰っておりました。笑

 

なるほど確かにその通りで、エレメンタリー教師として大切なことは「子どもの質問に返答出来るかどうか」ではなく、「子どもたちの興味関心に対して同じ熱量の興味関心を以って接してあげられるかどうか」です。

 

グレートストーリーの提供の様子

 

自分が興味あることを、同じ興味を持つ仲間内で話している時、とても楽しいですよね。あの感覚をイメージしてもらえば分かり易いと思います、それこそが子どもたちの知識欲や探究心に火を点ける大きな要因のひとつとなります。

 

だからこそ「自分で調べてみて、そして、わかったら必ず教えてね!」と教師がワクワクしながら言うと、子どもが熱意を持って自発的な活動に入り易く、かつ教師も「わからない」と言う必要がない魔法のような言葉であります。

 

逆に、教師が興味関心のあることを楽しげに子どもたちへ話すと、子どもたちも大変熱心に聴いてくれます。

 

私は生物が大好きなので、子どもたちに生物の活動提供ばかりしてしまいますが、すると面白いことに生物に興味を持つ子どもたちが次第に増えて参ります。きっと私の「生物が好き」、ひいては「楽しい」が移るのだろうなと思います。笑

 

大人と子どもの間・子どもと子どもの間で興味関心を交換し合い、「好きなこと」を共有して移し合うことで、結果として個の知識は「集の知識」として累積されていきます。するとその場の全員が、様々なことに対し造詣の深い人間として成長することが出来ます。

 

それこそがエレメンタリークラスの目指すところであり、その為にも“教師が好奇心旺盛であり、好きな事を持っていること“は、重要にして必須の条件であると私は思います。

 

– 最後に、これからモンテッソーリのエレメンタリー教師になることを志されている読者の方に、メッセージを一言お願いいたします。

 

将来的に日本語でトレーニングを受けられるようになったとしても、勉強自体は決して簡単なものではありませんし、量だけ見ても生半可な覚悟で乗り越えられはしないと思います。

 

しかし本気で子どもたちの未来を考え、エレメンタリー教師として子ども達の役に立ちたいと心から思っている方の前には、必ず扉が開かれます。

 

子どもたちと共にこの飽くなき宇宙を探求し続けられる好奇心旺盛な方々と、近い将来一緒に仕事が出来ることを私自身とても楽しみにお待ちしております。

 

心から応援しております。

 

– 本日はありがとうございました。

 

編集後記

濱田さんが所属されている「聖イリナ・モンテッソーリスクールこどもの家」には、ニドICクラス(0-2.5歳)、幼児クラス(2.5-6歳)、エレメンタリークラス(6〜12歳)が設けられており、ニドICと幼児クラスはお子様を随時募集中です。

 

※エレメンタリークラスに関しては、活動環境と参加者人数上限の都合上、現在は基本的には卒園生以外のお子様の受け入れは行っていませんが、可能な限り早く外部のお子様をお受け出来るよう準備されているそうです。

 

ご興味がある方は聖イリナ・モンテッソーリスクールこどもの家HPよりメール、または直接お電話にてご連絡ください。

https://st-irena.com

042-366-2693

 

お知らせ

 

 

モンテッソーリ教育 のエレメンタリー教師資格をお持ちの先生いませんか?

 

エレメンタリーガイドの輪」は、エレメンタリーの先生同士の交流、研究の場です。

 

会員同士で英語の提供の翻訳をしたり、日本向けの教材を作ったりしています。

 

実は資格を持っているけど、周りに協力し合える先生がいないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

皆様と共に、日本の6歳~12歳のモンテッソーリ小学校課程をより盛り上げていく一歩を踏み出せれば幸いです。

 

よろしければご登録ください。

https://montessorielementaryjapan.jimdosite.com/


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