モンテッソーリ教育の日常生活の練習「ゆで卵を切る」
モンテッソーリ教育の日常生活の練習の中から「ゆで卵を切る」というお仕事を紹介します。この活動は「ゆで卵の殻を向き、切って、お皿にとる」というのが、一連の流れになります。
活動後に食べられる!
この活動は、
- 腕や手首を調整し、適度な力加減で卵にヒビをいれる。
- 2~3本指を使って、殻や薄皮をむいていく。
- 手のひら全体で押す力をつける。
- トングではさむ、手の力をつける。
など、様々な動きを洗練をする機会を与えてくれます。
しかも、活動後に「自分で切ったゆで卵を食べられる」という嬉しい結果もついてくるので、子どももやる気が出ますね!
やり方
①ゆで卵をテーブルで叩いてヒビを入れる。
「ここもコンコンやってみようか」
「ちょっとゴロゴロ転がしてみようか」などと、
卵の殻に適度なヒビが入るには、どのくらいの力が必要か気付けるように、必要に応じて声をかけてあげてください。
②殻をむく。
「あ、ここにもカラがついてるね」
「うすい皮もむいてみようか」などと、
交代しながらでも良いので、楽しくきれいにむいてみましょう。
③ゆで卵を切る。
エッグスライサーがあれば、両手で上から押してきれいに切ることができます。
④トングでお皿にとる。
切った卵をトングでお皿にとります。
トングで握る力を養いましょう。「グーパーの動き」は、はさみを使う時の良い練習になります。
この「グーパーの動き」は子供の生活の中にあまりありません。卵以外でも、トングを使って食べ物などをとりわける機会があると良いですね。
⑤お片付けをして「いただきます♪」
道具紹介
・トレー
・トング
・エッグスライサー
・ゆで卵
・ゆで卵入れ
・剥いた殻を入れるお皿
・切った卵を入れるお皿
・机やトレイが汚れた際に拭くためのスポンジなど
モンテッソーリ教育の日常生活の練習では、活動がより魅力的に、そして何の活動なのか分かりやすくするために、カラーコーディネートすることを心がけています。黄色でなくてもかまいません。
是非、お子様やご自分の好きな色でカラーコーディネートしてみてはいかがでしょうか。
お知らせ
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